認知症介護専門員
介護福祉施設に勤務する介護福祉士、介護支援専門員、社会福祉士、精神保健福祉士等で、介護知識の有する者を申請により認定し認知症介護専門員の称号を付与します。
認定は、一般社団法人日本臨床医学情報系連合学会と日本認知症介護学会が協同で認定します。
シニア認知症介護専門員
認知症介護専門員資格を取得後に、認知症介護指導者の資格を取得いた者に与えられる称号です。
「日本臨床医学情報系連合学会認定シニア認知症介護専門員」と称することができます。
認知症介護指導者とは
認知症介護研究・研修センターでは、平成13年度より全国の老人福祉施設や在宅サービスの現場等にその成果を普及させることを目的として、認知症介護の専門職員の養成を行っています。
認知症介護指導者は、当センターが実施する認知症介護指導者養成研修を受講後、全国で活躍しています。主な役割として認知症介護実践研修等※について企画・立案に参画し、講義、演習、実習を担当しています。また、介護専門職に対する人材育成の関与に加え、認知症介護指導者自身が所属する事業所を中心とした地域の指導者としての役割も担っています。平成27年度末現在、全国で2,000名を超える認知症介護指導者が人材育成や地域の認知症ケアの質の向上のために活躍しています。
認知症介護指導者養成研修は、各センターで原則年3回開催しています。受講資格等の詳しい情報は次の「認知症介護指導者養成研修について」をご覧ください。
認知症介護実践研修等について
認知症介護指導者が関与する認知症介護関連の公的な研修は、認知症介護実践研修(認知症介護実践者研修・実践リーダー研修)を中心に、認知症対応型サービス事業開設者研修、認知症対応型サービス事業管理者研修、小規模多機能型サービス等計画作成担当者研修があります。また、平成28年度より、認知症介護の基礎的な知識や技術を習得するために、新たに創設された認知症介護基礎研修の講師役も担当します。
認知症介護実践者研修は、主に、認知症介護に関する実践的な知識及び技術を修得することを目的としており、実践リーダー研修は、認知症介護技術を指導する能力を高め、チームで認知症介護を推進できるリーダーの育成を目的としています。
認知症介護指導者養成研修を受講するためには、認知症介護実践者研修・実践リーダー研修を受講することが必要です。認知症実践研修のその他の受講要件の詳細は、各都道府県・指定都市の担当課にお問い合わせください。
都道府県・指定都市の担当部門はこちらをご覧ください(平成29年7月現在)。
認知症介護指導者養成研修について
認知症介護指導者養成研修は、認知症介護研究・研修センターが都道府県、指定都市または介護保険事業所の委託を受けて実施しています。研修は原則年3回、3センターでそれぞれ担当する地域を決めており、受講資格、研修日程、研修内容等、詳しい情報はセンターごとの情報をご覧ください。
- 東京センター(東京都)
- 認知症介護指導者養成研修の詳細情報
- 大府センター(愛知県)
- 認知症介護指導者養成研修の詳細情報
- 仙台センター(宮城県)
- 認知症介護指導者養成研修の詳細情報
認知症介護指導者の紹介
ここでは、認知症介護指導者養成研修を修了された認知症介護指導者の方々が、実際に活動されている地域の特徴を交えながら地域ケアに取り組む現状や今後の課題などをご紹介しています。
続相談のスペシャリスト・・・
認知症介護相談員
介護施設の外にあって、行政書士等の資格を有し、法令、手続き、悩み事等の相談を業とする者で一定以上の認知症介護知識を有する者を認定し、認知症介護相談員の称号を付与します。